襖の張替え 襖紙の種類②
2023/04/17
今回は前回の続きの襖紙についての説明です。
襖紙の織物についての説明となります。
●普及織物
数多く用いられているもので、低価格と種類の豊富さを特徴とします。
レーヨン糸(短繊維)やマニラ糸で織り込まれ、模様は特殊な輸転・オフセット・スクリーン印刷機などで加工されるため、画一的なものになります。
[糸の打ち込み本数は、縦糸24本/インチ程度、横糸22本/インチ程度のものが多い]
●中級織物
一般的に用いられている織物襖紙で、導入しやすい価格と変化のある風合いが好まれています。
長繊維のレーヨン糸やスラブ糸、ネップ糸などの意匠稔糸で織られているものが多く、手加工から機械加工まで上品なものが数多く用意されています。
[糸の打ち込み本数は、縦糸30本/インチ程度、横糸24本/インチ程度のものが多い]
●上級織物
主としてドビー織りなど縦糸・横糸ともに糸目の結んだ高品質な織物で、加飾される模様も手加工による凝った物が多いのが特徴です。
縦糸にレーヨン糸、横糸に木綿の意匠捻糸や絹糸などを用いています。
[糸の打ち込み本数は、縦糸50本/インチ程度、横糸40本/インチ程度のものが多い]
襖の張替え時の紙選びのご参考になさってください。
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金沢屋 岩倉店
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